トピックス ラブホテル運営格言集 後半 な行から

ホテルや飲食業等接客業(ラブホテルを含む)の運営者様に送る平田流の運営格言集です。

一般的に、ラブホテル運営上で大事に思うことを短いセンテンスに加工して紹介しています。
施設の立地などの諸状況によっては、当てはまらない事も有るかもしれません。
また、皆さんのお考えと違う事も含まれるかもしれませんが、
「そんな考えも有るんだな」程度にお考え戴き、
何かのご参考になれば幸いです。

今日は、先週金曜日の続きで、「な行」からです。
なお、五十音に一つずつとは限りません
では、始まり、始まり。

な行
「無くす事も仕事」
≪時として何かを無くす事も、ホテルの仕事で有る≫の意です。
清掃して綺麗なお部屋を作ることだけでなく、悪臭や騒音を無くす事もホテルがお客様に、ご用意するサービスで有る事は当然ですが
他にも≪不安≫などを無くして、安心してご利用戴ける様に務めましょう。

「根は夜育てる」
≪ホテルの運営の元となる仕事は、夜中に済ますべきだ≫の意です。
売上をもたらすのは客室と言う花であり、廊下等の共有部は茎、清掃などが葉なら、リネンを組む・補充をする・棚卸するなどは根っこの仕事に相当するでしょう。
夜中の内にしっかりと全てを支える根を張っておきましょう。

は行
「早起きは三組の得」
≪早朝の清掃を可能な限り早く終わらせる事が、売上の増加に繋がる≫の意です。
清掃を一刻も早く終了させて、多くの空室を販売ラインナップに加えることで、お客様に「好みにお部屋を選ぶ楽しさ」を感じて頂けるのです。
その楽しさは、お客様の囲い込みに大きく寄与する事でしょう。

「ひとけは、人気の元」
≪運営者の気配を感じないホテルは不安》の意です。
防犯カメラや消火器が合っても、人の気配が無いのでは人気も出ない≫の意です。
来店客に挨拶をするとか、出入口に打ち水をするとか、植物の手入れを怠らないなどは基本です。

「部屋の傷みは、心の痛み」
≪不自然なお部屋の傷みは、ご利用戴いたお客様の心の痛みを表している≫の意です。
ホテルの何かに不満足だったお客様は部屋を汚しますが、満足戴いたお客様は、部屋を大事にして御利用くださいます。

「百見は一泊に如かず」
≪百聞は一見に如かずと言いますが、百回見るより一泊した方が良く解る≫の意です。
何回見ても使ってみるのとは違います。特にベッドは寝なければ解りません。
浴室も同様です。裸になって使ってみなければわからない事があります。
料理も一口ではなく、ちゃんと一人前を食べて評価しましょう。

「ベストはグッドの敵」
≪最高な結果を得ようと完全な計画を立てている時間が有るなら、今、出来る範囲の事から行動するべきだ≫の意です。
それが最初は完全でなくても、何もしないよりは大きく前進するし、改良していけば、やがて完全になるかもしれない。
問題なのは、計画期間が長くて、適時を逃す事である。

「ホテルは金太郎飴」
≪いつでも代わらぬサービス水準を保つ事が、お客様の信頼を得る≫の意です。
サービス基準や提供商品、価格などがコロコロと変更されてしまうと、お客様が混乱して、安心感を得る事が出来ず来店動機の衝動喚起につながりません。
変化は緩やかに起こしましょう。

ま行
「毎日が種蒔き」
≪今日ホテルで行なう全ての作業は、将来の来客を得るための行為である≫の意です。
「今日来る御客様は、過去の作業によって得られた成果である」と言い換える事が出来る。
今日努力しても、今日の入客組数に影響を及ぼす事は少ないだろう。
ただし、今日失敗すれば将来の入客数を減らすことにも繋がる。
ホテル運営には、不断(普段ではない)の努力が不可欠である。

「迷ったら、換える」
≪「このくらいの消耗や損耗の具合ならば、まだ使っても大丈夫だろうか?」と
考える様な状態の什器備品は、交換するべきである≫の意です。
運営・経営サイドは「経費」を気にかけますが、お客様は「料金」との差を気になさいます。

「招き猫より、打ち水」
≪玄関先への打ち水は、派手な看板よりも効果的だ≫の意です。
打ち水はすぐ乾いてしまいますから、いつも濡らしておく事は困難ですが、それだけに「既に、お客様をお迎えするする準備は整いました」との気持ちが伝わります。

「ミッキーに聞け」
≪東京ディズニーランドには、ラヴァーズホテル繁盛の秘訣が詰まっている≫の意です。
掃除ばかりでなく、楽しさの演出や、安全への配慮、期待感の創出などラブホテル運営者が見習うところは沢山有ります。
「ここは、どうしよう?」と迷ったら、ミッキーマウスに聞いてみたらどうでしょう。

「先ずバックを磨け」
≪ホテルを綺麗にしたければ、最初にバックヤードを磨くべきだ≫の意です。
日頃、従業員が作業するスペースが未整理未清掃では、客室を磨き上げる気にならないのは当然です。
従業員の就労環境整備がホテル美観管理の基本です。

「見せたくない物ほど、よく見つかる」
≪お客様は、綺麗に清掃されて何の問題も無い客室を見ても、特に何も感じられないだろうが、僅かに汚れていたり壊れていたりする部分があれば、すぐに見つけ出すのである≫の意です。
人間は、異状の無い空間では特に興味を持つことは無いが、通常とは違う何かについては
非常に敏感に見つけ出す能力がある。
五感を使って、問題箇所を見つけるには、正常な状態を知っておく事が大切です。

「見える物が全て」
≪お客様にご利用いただく一部屋が、ホテルを評価する基準となるのであり、他の何もかもが評価の対象では無い≫の意です。
その部屋でダメなら、他の部屋でもダメと思われるのが当然であり、言い訳をする機会にも恵まれない。

や行
「良い看板に客は寄る」
≪夜間でも、明るすぎる看板には、虫しか集らない≫の意です。
それに反して、照明の照度が適度で見やすい看板なら、お客様が見てくれます。
ちなみに、看板の向きは明るさよりも大事です。

ら行
「楽は苦の元」
≪ホテル運営に楽を求めて手を抜けば、必ず経営が苦しくなる≫の意です。
この世に楽な仕事はありません。
基本どおりに手抜き無くやっておかないと、お客様が減ります。
減ってしまったお客様に帰って来て頂くのは容易ではありません。

「リゾートはハワイ」
≪非日常の世界は、ハワイのように暖かくあるべきである≫の意です。
ラブホテルの客室内では、薄着でいる時間が長いので、一般的な空間よりも気温を高めに保っておくべきである。
寒くては、服が脱げないばかりか、リラックスする事も出来ません。

◆今回はここまで・・・・お疲れ様でした。

※ここから先は、先週と一緒です。

さて、お読みになってみた感想は、如何だったでしょう??
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。
中には「どれもこれも、全くつまらない」という方も居られるかもしれません。
 
しかし、それで良いのです。

一つには、最初に書きましたように
≪施設の立地などの諸状況によっては、当てはまらない事も有るかもしれません。
また、皆さんのお考えと違う事も含まれるかもしれません≫からですが
もう一つの理由があります。

それは、これらの内容は全て≪当たり前≫の事ばかりだからです。
つまり「こうすると、こうなる」と≪した事と結果の関係≫が解り切っているからです。

だから、平田も出来うる限り≪面白くしよう≫とは心がけるのですが、
所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。

しかし、「面白い」と感じた方は・・・「当たるに然る事を知らない」事になります。
「当たる方法を知らないから当たらない」可能性の高い方とも言えます。

さて、この世の全ての出来事には、理由が有ります。
その理由の事を「因」と呼びます。
そして、それによってもたらされる結果の事を「縁」と呼びます。

ホテルの営業結果に限らず、何事にも結果「縁」には、元になる「因」が有ります。
併せて「因縁」ですが、これは仏教の用語から来る言葉でして「良く解らないが、関係する事柄」と思ってください。

元と結果がわかりきっているものは「因縁」なんて言うややこしい名前で結ぶ必要はありません。言ってみれば「風が吹いたら、桶屋が儲かる※」の様に因果関係が複雑な場合に使うようです。

 ※風が吹く→埃が飛ぶ→目に入る→眼病になる→盲目になる→三味線弾きになる
  三味線が売れる→三味線が大量に必要→製作に猫の皮が必要→猫が捕まる
  ねずみが増える→桶を齧る→桶屋に注文が増える→桶屋が儲かる(落語のネタ)

ホテルの営業成績が良くないとしても、その根本的原因はおそらく「ひとつでは無い」し「幾つかの原因が複雑に絡んでいる」と思ってください。
なぜなら、単純に一つならば、とっくに誰かが解いて改善しているはずだからです。

ですから、上記の「平田流の運営格言」も多岐に亘るのです。

なので、もし「これは、面白い」と思った項目があれば、それが貴方の問題点かもしれません。
そして、「面白い」と感じた格言が複数有った場合は「これらが絡んでいるのだな」と思ってください。

「面白かった」方も「つまらなかった」方も、これをヒントにホテル運営の問題を解決して
営業成績を向上させる事が出来ますように、心からお祈りします。
株式会社スパイラル 平田 壯吉 代表取締役

平田 壯吉

スパイラルは、運営請負や人員派遣を行わず、ラブホテル経営相談一筋に、多数の繁盛ホテルを誕生させて参りました。
必ず、貴方にピッタリの解決策をもたらします。
改善は、早く始めれば、それだけ早く効果が得られます。
お問い合わせは、コチラから!

対応時間:平日11:00~17:0003-5615-8919

お気軽にお問い合わせください。ご相談はこちら

F
T
L
TOP